空港で出会うメディア芸術の奥には,日本各地の再構築された
新しい文化が見えてくる。
文化庁では,「空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」のプロジェクトの一環として『メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム』を国内の空港10箇所で順次展開中です。
本プロジェクトでは,日本各地域の土壌が育んだ豊かな文化資源をアーティスト・クリエイターたちがその魅力を新たな視点で表現し,各地域の玄関口である空港等で展示いたします。展示されたメディア芸術作品をきっかけに,訪日観光客を日本文化の新しい魅力に出会う旅へと促します。


開催期間:(先行上映)令和元年12月28日(土)~
(本上映)令和2年2月29日(土)~
成田国際空港にて,葛飾北斎の浮世絵『富嶽三十六景』をテーマとしたイマーシブ(没入型)アート作品『360°Around Mt. Fuji 〜NAKED meets 北斎~』の上映を実施。


開催期間:(ティザー展示)令和2年2月16日(日)~
(本展示)令和2年2月29日(土)~
那覇空港 国内線出発保安検査所C 前にて,新進気鋭のアーティスト 後藤映則による「首里城」をテーマにしたインスタレーション・アート作品の新作《 Float #01》の展示を実施。


開催期間:(第1期)令和2年2月16日(日)~3月31日(火)
(第2期)令和2年3月上旬~3月31日(火)
瀬戸内エリアは,古来日本の中心的航路で文化資源の宝庫です。往来することで文化が生まれ,複雑な潮の流れが港町をつくり,現代は空の港である関西国際空港につながります。
展示《DEEP JAPAN》は、瀬戸内の波のデータと国際線の着陸データから生成された約570ⅿのライティングパターンのインスタレーションと鳴門海峡の渦潮の約400ⅿの流動絵画で,日本文化の深淵を覗ける体験に誘います。更に岡山芸術交流の作品が瀬戸内の多様な未来を語りかけます。


開催期間:令和2年2月9日(日)~3月12日(木)
「大宰府」をテーマに,世界最大のメディア芸術の祭典「アルス・エレクトロニカ」で大賞を受賞し,世界的な活躍をみせるアイルランド人アーティスト デヴィッド・オライリーの作品を展示。


開催期間:令和2年2月1日(土)~2月7日(金)
日本の重要文化からのインスピレーションと,作品づくりにおいて,「手法」の継承や現代性だけではなく,文化形成の最重要要素である「時の概念」をつなぎこみ,希望へのまなざしがこころに生まれる「千秒の清寂という時空」を永遠に続く物語として封じ込めた世界をデジタルアートで体験できる1週間限定開催のコンセプトエキシビジョンを実施。


開催期間:令和2年1月6日(月)~1月23日(木)
※現在は公開しておりませんが、今後、改めて公開を再開する予定です。
美しく時が移り変わる景観を高精細4Kで空撮した《PEACE NIPPON PROJECT》を羽田空港国際線旅客ターミナル保安エリア内にて展示。


開催期間:令和元年10月4日(金)~令和2年3月2日(月)
「日本庭園」をテーマにアーティストevala(See by Your Ears)が表現。
「中津万象園」(香川県丸亀市)で発表されたサウンドアート展覧会「聴象発景」の音源を元に独自の新作オーディオビジュアルインスタレーションを高松空港国際線ターミナル1F出発ロビーに展示。
また,1Fに展示されている作品の一部をビジュアライズ化し,2F入国審査場でも窓面グラフィック作品として展示。


開催期間:令和元年9月11日(水)~9月27日(金)
※開催期間終了
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)が所蔵する「江戸図屏風」や,「江戸橋広小路模型」をモチーフに, AR三兄弟が作品を開発。
国際線ターミナル5Fはねだ日本橋で,作品をAR体験できるコーナーを設置。